10日から愛鳥週間が始まった。繁殖期を迎えた野鳥が活発になり、ひなに与える餌を求めて飛び回る姿が沖縄県内各地で見られる。

■シロチドリ

ふ化して間もないシロチドリのひなたちを見守る母鳥=7日午前、糸満市

 糸満市内の土砂仮置き場では7日、ふ化して間もない3羽のシロチドリのひなが、おぼつかない足取りで母鳥のそばを歩く様子が見られた。

 シロチドリは県内で繁殖する唯一のチドリ類で、県レッドリストの絶滅危惧2類に指定されている。砂浜への車の乗り入れや海岸線の開発など、営巣環境の悪化による生息数減少が懸念されている。(写真部・金城健太)

■イソヒヨドリ

モノレール駅の橋脚で子育てをするイソヒヨドリ。ひなたちが餌を求めてアピールする=7日午後、那覇市

 那覇市内のあるモノレール駅の橋脚では、イソヒヨドリのつがいが隙間に巣を作り、子育ての真っ最中だ。7日、親鳥が餌をくわえて巣に戻るたびに、大きな口を開けた4羽のひなが「ピーピー」と鳴き声を響かせていた。イソヒヨドリの方言名は「イシスーサー」。海岸など岩場に多いが、市街地でもよく見られる。

■ヤンバルクイナ

くちばしを泥だらけにして餌を探すヤンバルクイナ=6日午前、国頭村

 国頭村の森林では6日早朝、国の天然記念物ヤンバルクイナが「キョキョキョキョ…」と鳴く声が響き、道路に出てきて餌をついばんでいた。

 子育てで活発に動き回る毎年4~6月、ヤンバルクイナの交通事故が多発しており、環境省はドライバーに注意を呼び掛けている。