地域の福祉活動を支援するため、沖縄タイムス社が県内の小規模福祉施設や団体などに助成金を贈る「タイムスふれあい事業」が今年で18回目を迎える。助成団体はパソコンや計量器、農業用機械などを購入して活動をさらに充実させている。前年度に助成を受けた団体の活動を紹介する。

助成金を活用して導入した計量器でピーマンを計る利用者(左)=石垣市新川のもくれん

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計量器で野菜の袋詰め作業に力 就労継続支援事業所もくれん

 石垣市の就労継続支援B型事業所もくれん(前宇根底久美代表)は利用者による野菜の袋詰め作業を効率化するため、助成金を活用して大型の計量器を2台導入した。一度に多くの量を計れるようになり、職員の玉城靖さん(48)は「作業時間が早くなった。1日当たりの処理量も増え、利用者の工賃アップにもつながった」と喜ぶ。
 袋詰めは総重量をそろえることが不可欠。以前の計量器は家庭用で物を載せる面が小さかったため、便宜上かごを載せて、中に1個ずつ入れて計っていた。だが、かごが邪魔して数値が見えづらくなるほか、かごの重さを差し引かなければならなかった。認知機能に障がいがある利用者には難しい工程で、支援を必要とした。
 新しい計量器は業務用と大きく従来のような手間も要らない。ピーマンを手際よく載せて計量した宮良英育さん(62)は「使いやすい。作業がはかどる」、神谷淳太さん(26)は「載せる面が大きくて便利」と喜んだ。

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助成希望団体を募集 5月21日まで延長

 沖縄タイムス社は第18回「タイムスふれあい事業」で助成を希望する小規模の福祉施設や団体を募集している。同事業は2004年から実施。これまで103施設に総額2996万859円を寄贈している。
 募集期間は4月15日(木)~5月21日(金)。対象は21年度事業計画で必要とされる設備、備品、周年事業や記念事業運営費など(ただし、毎年の事業を除く)。17年度以前に本助成を受けた施設、団体も申請が可能。募集要項、申請書は沖縄タイムスホームページ(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/560084)から入手できる。申請書に、施設パンフレットや事業案内、イベントの実施要項や収支決算書などの資料を添付し、タイムスふれあい事業事務局宛てに郵送する。当日消印有効。郵送先は郵便番号900-8678 那覇市久茂地2の2の2 沖縄タイムス社総務局総務部「タイムスふれあい事業事務局」宛て。問い合わせは電話098(860)3548(平日午前9時~午後5時)。