沖縄県内の観光施設による、泡盛メーカーの事業取得が続いている。おきなわワールド運営の南都は、2月に糸満市の上原酒造を子会社化。那覇市の咲元酒造は昨年7月、事業を継承した多幸山が運営する琉球村(恩納村)へ移転し、新たなスタートを切った。観光施設側は泡盛が築いてきた歴史的価値などブランド力を生かしつつ、土産品店など独自の販売網や、消費者との接点を生かした商品開発で、減少が続く泡盛の出荷量増を目指す。業界関係者は「泡盛文化継承の新しい形」と評価している。(政経部・照屋剛志)

 1902年創業の咲元酒造は売り上げが落ち込む中、老朽化による設備更新が負担となり、自力での経営改善を断念。多幸山が事業を引き継いだ。...