沖縄県北谷町北谷の安良波公園内にある船型の遊具「インディアン・オーク号」がこのほど全面改修された。琉球王国時代に、北谷の人々が助けた英国の難破船「インディアン・オーク号」をイメージした遊具で、滑り台のほかロープで作ったアスレチック遊具などが備わっている。

インディアン・オーク号の遊具リニューアルを祝う野国昌春町長(左から2人目)ら=北谷町・安良波公園

 町によると、同船は英東インド会社の輸送船。1840年に台風で難破し、北谷間切の海岸に漂着した。難破船は略奪されることが普通だったが、北谷の住民は乗組員67人を保護し、再出航するまでの45日間の衣食住を賄ったとされる。

 遊具は、町が1995年に設置し、老朽化のためこのたび作り替えた。工事費約1億9千万円で、そのうち約1億6千万円は一括交付金を充てた。

 リニューアル記念式典が4月12日、同園であった。野国昌春町長は「善意ある史実を後世に伝えるための遊具。ぜひ憩いの場として利用してほしい」と呼び掛けた。