沖縄県の玉城デニー知事は12日、新型コロナウイルスワクチンに関し、竹富町、与那国町、多良間村の3町村で、高齢者と一般住民の同時接種を検討していることを明らかにした。また、県内全市町村の高齢者を対象に、7月末までに2回の接種を終える方向で調整していることも明かした。ただ、各市町村では医療従事者の確保などが課題となっており、計画通りに進むか不透明だ。

ワクチン接種

 県に早期のワクチン接種を求めた宮古、八重山地域の市町村で構成する美ぎ島美しゃ市町村会(会長・中山義隆石垣市長)の要請の場で言及した。

 中山氏は「ワクチン接種が感染拡大防止の切り札だ」と指摘。医療体制が脆弱(ぜいじゃく)な宮古、八重山圏域での円滑な接種に向け、医療関係者の派遣や小規模離島での全島民一斉接種などを求めた。

 また、県が居住市町村にかかわらずワクチンを打てる、広域接種の会場設置を検討していることも分かった。

 高齢者へのワクチン接種を巡っては、厚生労働省が4月、免疫獲得に必要な2回目の接種を7月末までに終えるよう、計画の前倒しを各自治体に要請している。