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ワクチン150人分を廃棄で市長が謝罪 冷蔵庫の扉開いたまま20分間で温度が上昇 沖縄・豊見城市

2021年5月13日 18:34

 沖縄県豊見城市の山川仁市長は13日夕、市役所で記者会見を開き、市に割り当てられた新型コロナウイルスのワクチンのうち、150人分を廃棄することになったと説明した。保管していた冷蔵庫の扉が開き、庫内の温度が高くなったことから、製薬会社ファイザーから使用を控えて廃棄するよう指示があったという。

150人分の新型コロナウイルスワクチンを廃棄することになり、謝罪する沖縄県豊見城市の山川仁市長(左端)ら=13日、豊見城市役所

 市によると、12日の高齢者向けの集団接種に向け、11日午後5時に担当職員が超低温冷凍庫から解凍用の小型冷蔵庫にワクチン150人分を移した。

 12日午前9時半に別の職員が冷蔵庫を確認し、扉がしっかりと閉まっておらず、約20分後に扉が開いた状態になっていることが判明したという。冷蔵庫のある市役所2階の部屋は鍵をかけており、その20分間に外部からの侵入はないとしている。 解凍中の冷蔵庫内は2~8度に保つことになっているが、17度まで上がっていたため、ファイザーに問い合わせた。

 12日の集団接種は午後からで、マニュアルに従い、冷凍庫で保管していたワクチン150人分を常温で解凍し、影響はなかったという。

 使用できないワクチンは冷蔵庫に入っており、今後廃棄する予定。 市は5月に、6回の集団接種で、計900人にワクチン接種する計画で、8、9、12日の3回は終了し、残り3回となっている。

 4月26日の事前予約では開始から30分で、900人分の予約が完了するほど関心が高まっていた。

 山川市長は「貴重なワクチンを廃棄せざるを得なくなった」と謝罪。コロナワクチン室を増員し、1人ではなく、2人以上で作業するなどの対策を示した。 また、山川市長は廃棄する150人分のワクチンは、国から補充されるため、6月以降の接種には影響しないとの考えを示した。

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