国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関からの登録勧告を受け、沖縄本島北部や西表島などが世界自然遺産に正式登録される見通しになったことで、県内旅行社では関連ツアーを企画する動きが広がっている。各社とも持続可能な観光地の実現に向け、環境を守った上で、豊かな自然を楽しめる企画に知恵を絞る。現地ガイドを養成してきた地元の観光協会は、貴重な自然の大切さと環境保全への理解を深める観光案内を目指す。(政経部・伊禮由紀子)

 JALJTAセールスは、二酸化炭素排出ゼロの小型電気バスで、国頭村の森林を巡るツアーを3月から展開。世界自然遺産登録の勧告を記念し、5月末まで県民限定価格(3900円)として割引販売している。

 政府が世界遺産登録を再推薦した2019年ごろから企画を練ってきた。環境保護の観点から、地元住民や専門家と協議を重ね「自主ルール」を策定。連携する国頭村の現地ガイドが案内し、貴重な自然や野生動物を詳しく解説することで、環境保全の必要性も知ってもらう。

 林道では、時速20キロ以下で走行し、...