【糸満】糸満市喜屋武の海岸で産卵後に岩礁に挟まって動けなくなり、住民らによって救出されたアカウミガメが14日、海に帰った。警察など各所に救出を呼び掛けた「亀仙人」こと徳村弘輝さん(66)らが見守る中、悠々と沖合に泳いでいった。

水族館の職員らによって海に放されるアカウミガメ=14日、糸満市喜屋武(徳村さん提供)

 ラジオ番組に「亀仙人」の名前で投稿するなどカメ好きとして有名な徳村さんの元に5日、海に帰れなくなったカメがいるとの情報が寄せられた。徳村さんが現場に向かうと、岩礁を移動中にけがをしたカメが動けなくなっていた。

 徳村さんからの連絡で地元駐在所の警察官、美ら海水族館の職員も駆け付け、約6時間の救出活動の末に保護。水族館に移送後は順調に回復したという。

 徳村さんによるとウミガメは7月ごろまでの産卵期の間、約2週間ごとに上陸し産卵を繰り返すといい「このウミガメもきっとまたこの海岸に戻ってくる。その時は無事に卵を産んでほしい」と願った。

 救出に関わった人たちによってウミガメが海に帰される様子は次の動画が視聴できる。