2021年度沖縄タイムス伝統芸能選考会が15日、三線の新人賞を皮切りに、那覇市久茂地のタイムスホールで始まった。三線、箏曲、太鼓、笛、胡弓、舞踊の6部門に709人が応募。新人、優秀、最高、グランプリの各賞に挑む。8月24日まで。

三線部門の新人賞を皮切りに始まった伝統芸能選考会=15日午前、那覇市・タイムスホール

 午前10時に審査が始まると、各受験者は緊張した面持ちで課題曲の「伊野波節」を演奏。1番手で登場した豊見城市の女性(15)は「最後まで間違えず弾き切ることができた」とホッとした表情。小学校4年生で三線を始めたという女性(15)は「稽古通りの演奏ができた」と顔をほころばせた。

 本年度から選考委員となった神谷美枝子さん(69)と野原廣信さん(70)は受験した当時を思い返し、「演奏家の第一歩。全員合格させてあげたいという気持ち」「優秀な若手がいっぱい。声の質もいいし、期待がもてる」と温かなまなざしを送った。