佐賀県内で美容材の製造・卸販売をしている「エムテック」(江口照久社長)が2019年ごろから、「美らヘナ」ファクトリー宮城島を、沖縄県うるま市与那城宮城島で運営しヘナを栽培している。

ヘナを植え付けする上瀧和夫さん、勝子さん夫妻=4月27日、うるま市・宮城島

 ヘナはインドや中近東などで自生するミソハギ科シコウカという植物で美容材(髪染めなど)として重宝されている。

 天然素材の白髪染め「琉球ヘナ」を製造・販売している南風原町の仲里農園からノウハウを学び種子を入手。屋内で種まきして発光ダイオード(LED)の光を当てるなどして育苗して、島内の畑に移して栽培。2019年ごろから約265平方メートルのヘナ畑で約800本を栽培し、「美らヘナ」として製品化している。

 今年の4月下旬には、別の約255平方メートルのヘナ畑で社員の上瀧和夫さん、勝子さん夫妻が千本の苗木を植えた。上瀧さんは「宮城島は潮風があり、香りがいい。上質のヘナができそうだ。7カ月後ぐらいに1回目の収穫ができそうで50キロぐらい予定している」と汗を拭った。

 江口社長は「多くの休耕農地などを活用して、ヘナ栽培を広げて地元雇用を増やしていきたい。『美らヘナ』として沖縄から発信していきたい。沖縄のヘナは、世界一品質がいい」とヘナの苗を前に熱く抱負を語った。(与古田徳造通信員)