名護市の小学2年生の玉城愛鈴さんが見つめているのは琉球諸島に生息する緑色のトカゲ「アオカナヘビ」(カナヘビ科)。体長約20~30センチで森林や草原に生息し、昆虫やミミズなどを捕食する。14日、川上区でテッポウユリの花を観察していると植物の間をするすると移動していた。アオカナヘビと初対面した玉城さんは、移動する姿を見ながら「怖い、小さな怪獣みたい」と険しい表情で後ずさりした。

「小さな怪獣みたい」とアオカナヘビを見つめる小学2年生の玉城愛鈴さん=14日、名護市川上区

 アオカナヘビは、しっぽの長さが胴体部分の2倍ほどあり、しっぽをつかむとすぐに切れてしまうが新しいしっぽが生える。しっぽが長いことから「ナガジュ」や、しっぽが再生することから「ジューミヤー」などと呼ぶ地域もある。「アンダクェー」「アーパンジュー」など県内各地で20近くの呼び名があるとされる。

 那覇出身で名護に住む50代の男性は「那覇では『アンダチャー』と呼んでいる。地域独特の名前が残っているということは、子どもたちが昔からアオカナヘビを身近な生き物としてたくさん遊んだ証しではないか」と話した。(玉城学通信員)