ペットボトルキャップ8064個を使って、猿人から進化する人類の過程を追った平面アート「君ノシンカ」が、沖縄県伊江村の伊江港旧ターミナル1階に展示されている。制作者で伊江村東江上区在住の知念吉一さん(53)は「アートで人をワクワクさせたい。島の新しい観光スポットになれば」と話している。

平面アート「君ノシンカ」と制作者の知念吉一さん(右)=伊江港旧ターミナル1階

 作品は縦250センチ、横410センチの板にキャップを差し込み、ネジで留めてある。キャップは知人などから集め、ベニヤ板やネジも廃材を利用。約5カ月で作り上げた。

 タイトルの「君ノシンカ」とは、「君の仲間」という意味もある。アートの右側に立つと人類の完成形となり、記念撮影ができる仕掛けになっている。

 知念さんは「場所を提供していただいた村に感謝したい。新型コロナウイルスの収束後には、観光客がこの場所で記念撮影をして、島民との交流につながれば」と願う。

 今後、知念さんは、長年働いたリゾートホテルの仲間と会社を立ち上げ、芸術で人をつなげる仕事をしたいと語る。「季節に合わせ、心躍らせるような作品を手掛けていきたい」と目標を定めている。