不動産関連業のZEKKEI(沖縄県那覇市)は、北谷町美浜の観覧車がある商業施設「カーニバルパーク・ミハマ」を取得し、大幅に改修して3年後をめどにリニューアルオープンする。老朽化が進む同施設の大規模改修で、運休している観覧車の再開や、減少しているテナントの入居増を目指す。北谷町のランドマークともなっている同施設のリニューアルで、周辺地域の活性化にもつなげたい考え。

ZEKKEIが取得したカーニバルパーク・ミハマ=20日、北谷町美浜

 ZEKKEIは、全国でホテルや商業施設などの建築設計を手掛けるコイケデザイングループ(東京)の県内拠点であるコイケデザイン沖縄(那覇市)の子会社。不動産など資産の形成・運用・保全を行うアセットマネジメント業務を手掛けている。

 カーニバルパーク・ミハマを4月30日付で取得した。取得額は非公表としている。

 コイケデザイングループの小池邦彦代表は本紙の取材に「コロナ禍にあるが、沖縄は全国で最も発展可能性のあるエリア。美浜の施設は取得したばかりで今後の事業戦略は白紙だが、いろいろな企画と掛け合わせることで評価してもらえる施設になると思う」と期待した。また「観覧車があることも魅力となっている施設。修復できるのであれば、残していきたい」とも語った。

 同施設は2000年に開業。かつてはブティックやアクセサリーショップなど若者向けのテナントが多かったが、近年はインバウンド需要を見込んだドラッグストアなども出店。ZEKKEIによるとピーク時は66店舗が入居していたが、コロナの影響で観光需要が激減する中、半数以上が退去したという。

 観覧車も経年劣化が進み、駆動部分の故障で運休する事態に陥っている。一部を取り外して修復する可能性もあり、その場合は1年半の修理期間が見込まれるという。一方、現時点でテナントに退去を求める予定はないという。

 小池代表は「インバウンドの復活には早くても2~3年はかかると思う」と述べ、当面は施設の改修に注力する考えを示した。