沖縄県宮古島市の陸上自衛隊駐屯地の用地売却を巡る贈収賄事件で、収賄容疑で逮捕された前市長の下地敏彦容疑者(75)と、贈賄容疑で逮捕された会社役員の容疑者(64)が2018年5月24日、東京都内のホテルで現金約650万円の受け渡しをしていたとみられることが捜査関係者への取材で分かった。

家宅捜索のため宮古市役所に到着した県警の捜査員=13日午後5時30分ごろ、宮古島市平良西里

 敏彦容疑者は前日の23日、北海道函館市で開催された日本港湾協会の総会に出席した。翌24日に東京へ移動し、会社役員とホテルで合流。その後都内の居酒屋で飲食し、別れたという。

 宮古島市によるとこの日の公務はなかった。

 敏彦容疑者は防衛省に宮古島市上野野原のゴルフ場「千代田カントリークラブ(CC)」を駐屯地として使うよう働き掛け、16年6月に市議会で配備受け入れを表明した。

 県警関係者によると、両容疑者は現金授受は認めている一方、土地売却に絡む見返りだったことは否定しているという。