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米軍発言「占領意識そのものだ」 沖縄知事、オスプレイ配備撤回要求

2016年12月16日 07:32

 【東京】沖縄県の翁長雄志知事は15日、首相官邸や防衛省、外務省を訪れ名護市安部でのオスプレイ墜落事故について抗議し、配備撤回を求めた。翁長氏は在沖米軍トップのローレンス・ニコルソン四軍調整官の県民の不安を顧みない発言に「占領軍意識そのものと考えざるを得ない」と非難。日本政府が当事者意識を持って、原因を検証するよう求めた。

オスプレイ事故で杉田副官房長官に抗議後、記者の質問に答える沖縄県の翁長雄志知事

 翁長氏は稲田朋美防衛相に、墜落機とは別のオスプレイが米軍普天間飛行場に胴体着陸したことを報道で知ったとし「防衛省から連絡がなく誠に遺憾。明らかになっていない事故については情報提供しないという姿勢の表れではないか」と対応を批判した。沖縄防衛局が墜落機とは関係がないと説明したことを挙げ「なおさらオスプレイは欠陥機であると言わざるを得ない」と断じた。

 稲田氏は「(現場は)住民が住んでいる場所に非常に近い。全ては安全確認と(県民・国民に)理解してもらうことが前提だ。しっかり取り組んでいきたい」と述べた。

 3カ所への抗議を終えた翁長氏は記者団に、いずれからも配備撤回についての言及はなかったと説明。これまで墜落事故が発生しても、米側が安全とすれば飛行再開されてきたことについて「検証の中身は何も教えずに、(日本政府が)理解したので飛ぶことを了解したでは説明にはならない。当事者能力のない国にはならないでもらいたい。これだけの安全保障を沖縄に背負わせておきながら、県民に説明せず物事にふたをするのはあり得ない」と真摯(しんし)な対応を求めた。

 「多くの県民の思いが踏みにじられ、政府への強い不信がもたらされる」と米軍北部訓練場の返還式典の自粛を要請したが、杉田和博官房副長官は予定通り22日に開催することを伝えた。翁長氏は「県民からすると、ただただ国家権力という大きな力の前でひれ伏すしかない状況を強いられている。(県民が)このままではいけないという気持ちを持ちつつあると強く感じている」と述べた。

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