沖縄県名護市田井等で造園を営む羽地ガーデンの泉朝健さんのヤードで、資材用の琉球石灰岩(重さ約8トン、高さ約4メートル)の隙間に残る土から、パパイアが葉を広げている。石灰岩中腹のくぼみのわずかな土に根を張り、梅雨の晴れ間の青空に向かって実を付けている。

わずかに残る土に根を張り、実を付けたパパイア=18日、名護市田井等

 根元から横に30センチほど伸びた所で垂直に立ち上がっている。根回りの太い所で20センチ強。木の高さは約80センチで、1個の実が成長を続けている。

 知人の50代男性(農業)は「この土の量で、どこから養分を摂取して実を付けたのか」と不思議がる。泉さんは「土に混じった種が生えたのだろうが、実を付けるとは思わなかった。もっと大きくなるまで収穫を控えたい」と見守っている。

 実は重さ700グラム程度で、熟するまでにあと1カ月はかかるとみられる。

 岩が大地の代わりをしているため、この先の成長具合は不透明。とはいえ、泉さんは植物の生命力に感嘆しきりだった。(島袋仁明通信員)