世界自然遺産への登録が勧告された竹富町西表島(沖縄県)の登山道などで複数の落書きが見つかっていたことが28日、分かった。アカギの根っこの部分や砂岩、公共看板の裏側などに油性ペンでアルファベットの4文字が書かれていたという。西表島カヌー組合のガイドが23日に発見し、八重山署など関係機関に通報した。山本英典組合長は「モラルに欠ける行為だ。自然を楽しみに来ているはずなのに何で落書きをするのか。理解に苦しむ」と話している。

世界自然遺産推薦区域内の樹木の根っこに書かれた「MDMA」の落書き=23日、西表島ピナイサーラの滝周辺(西表島カヌー組合提供)

世界自然遺産推薦区域内の樹木の幹に書かれた「MDMA」の落書き=23日、西表島ピナイサーラの滝周辺(西表島カヌー組合提供)

世界自然遺産推薦区域内で見つかった「MDMA」の落書き

世界自然遺産推薦区域内の樹木の根っこに書かれた「MDMA」の落書き=23日、西表島ピナイサーラの滝周辺(西表島カヌー組合提供) 世界自然遺産推薦区域内の樹木の幹に書かれた「MDMA」の落書き=23日、西表島ピナイサーラの滝周辺(西表島カヌー組合提供) 世界自然遺産推薦区域内で見つかった「MDMA」の落書き

 同組合によると「ピナイサーラの滝」に向かう登山道で、周辺の木や岩、案内板など計6カ所で落書きが見つかった。いずれも「MDMA」と黒で書かれ、縦5センチ、横20センチほどの大きさだったという。

 現場は林野庁が管轄する国有林で、環境省の西表石垣国立公園にも指定されている。自然遺産の推薦区域でもあり、警察や関係省庁の関係者が24日、現地の状況を確認した。今後についても連携しながら対応を協議する方針。

 林野庁によると、ガイドを付けずにこの登山道に入る場合は後の安否確認のため、入山届が必要。同組合によると、落書きが書かれたとみられる23日昼すぎ、レンタカーで乗り付けた観光客の男女3人がガイドを付けずに登山道へ入っていく姿が目撃されている。