沖縄県警捜査1課は28日、2018年6月に起きた名護市数久田の農作業小屋に銃弾が直撃した事件について、被疑者不詳のまま殺人未遂、器物損壊容疑で那覇地検に書類送検した。現場で確認された50口径弾を在沖米海兵隊海兵遠征軍のものと認定。米軍から「(小屋から約4㌔離れた)キャンプ・シュワブレンジ10から実弾射撃訓練中、規制を守らず不十分な手順で発射されたもの」と回答があったと明らかにした。

米軍のものとみられる銃弾が見つかった農作業用小屋(手前中央)。右手の道路は国道58号線=2018年6月、名護市数久田(小型無人機で撮影)

米軍のものとみられる銃弾が貫通したガラス戸の写真を撮る県警鑑識職員=2018年6月

米軍のものとみられる銃弾が見つかった農作業用小屋(手前中央)。右手の道路は国道58号線=2018年6月、名護市数久田(小型無人機で撮影) 米軍のものとみられる銃弾が貫通したガラス戸の写真を撮る県警鑑識職員=2018年6月


 日米地位協定では公務中の日本側の第1次裁判権を認めていない。那覇地検は不起訴とする見通し。捜査1課は「被疑者特定には至らなかったものの、米軍の協力は十分得られたと認識している」とコメントした。
 2018年6月21日、名護市数久田の農作業小屋の窓ガラスが割れ、近くで銃弾が見つかった。小屋は当時無人だったが、小屋の所有者が銃弾を発見し通報した。
 県議らの告発状の提出を受けた県警は18年12月、受理した上で捜査していた。