飲食店の宅配代行「DiDiFood」を運営するDiDiフードジャパンは28日、7月中旬に県内でのサービスを始めると発表した。国内で7エリア目となる。新型コロナウイルス感染拡大に伴う県内の「巣ごもり需要」を見込み沖縄への進出を決めた。既存の県内宅配事業者は「デリバリー市場の拡大につながる」とみている。

注文された商品を運ぶDiDiFoodの配達員(提供)

 DiDiフードジャパンは、那覇市や宜野湾市、浦添市、豊見城市、南風原町など人口が多い地域でサービスを展開する予定。県内飲食店との加盟店数は非公表だが、居酒屋やカフェなどと提携を計画している。

 配達員パートナーを募集中で、6月13日までに配達パートナーを1人紹介するごとに4千円をプレゼントするなど「お友達紹介キャンペーン」を実施。担当者は「県民に愛されるメニューを取りそろえ、ナンバーワンのサービスを目指したい」とした。

 県内の宅配事業者は市場拡大を期待する。

 出前サイト「出前館」の宅配事業を担うカツデリは「中食需要」で注文は増えているが、配達員の人手が足りないという。照屋秀人社長は「配達員は他社の宅配業と掛け持ちしている場合が多い。DiDiの参入で注文数が増えて収入増につながり、配達員も増えるのではないか」とみる。

 ツーボックス沖縄支社が運営する宅配サイト「ツボデリ」は昨年5月に県内で事業を始め、現在100店舗以上の飲食店と提携している。竹内学支社長は「ウーバーイーツが参入したときも、客は流れなかった。同業他社が増えることでデリバリー業界の認知度も広がる」と話した。