中城村(沖縄県)への愛をラップ調で歌う楽曲「中城村 In(イン) The(ザ) House(ハウス)」が「ごさまるの日」の30日に配信される。歌うのは、演芸集団FECのコンビ「ゴリラコーポレーション」の仲村幸平さん=村南上原在住=が扮(ふん)する琉球歴史キャラ「MC護佐丸」。相方の瀬名波勇介さん=本籍・村津覇=はミュージックビデオで共演する。2006年にコンビを組んで以降、「中城愛」をストレートに叫ぶのは初めてという。

中城村の浜田京介村長(中央)に楽曲リリースを報告する「MC護佐丸」さん(左)と瀬名波勇介さん=27日、同村役場

「中城村 In The House」の歌詞

中城村の浜田京介村長(中央)に楽曲リリースを報告する「MC護佐丸」さん(左)と瀬名波勇介さん=27日、同村役場 「中城村 In The House」の歌詞

 MC護佐丸の設定は、年齢不詳の「謎のラッパー」。中城城跡の城主、護佐丸のよみがえりだという。18年に大御所風民謡歌手・護得久栄昇さんの楽曲に初登場、今回が本格デビューとなる。

 曲名の「In The House」は、ヒップホップの世界で「家(行きつけのクラブなど)に来ている」「登場!」を意味する定番フレーズだといい、仲村さんは「中城村ここにあり!」の響きを込めたと話す。

 曲は、民謡歌手・よなは徹さんの三線に合わせ、中城湾の朝日や村特産の島ニンジン、村魚のイジュキン(モモイヨリ)のほか、中城モールなどに触れた。村伊集の「打花鼓(ターファークー)」などの伝統芸能も盛り込み「ここに暮らそう衣食住 でもまだ足りないから勉強中」と謙虚なフレーズを添えた。

 区画整理を終えて人口が増えている村南上原は「石を投げれば医者に当たる」と病院の多さを紹介。サビは「地元まだまだ輝くナンバーワン 誇り誇る歴史はオンリーワン」と歌い上げた。

 ミュージックビデオは、瀬名波さんの本籍地となっている祖父母の自宅など「無料で撮れる施設を回らせてもらいました」と仲村さんは笑う。

 27日には村役場に浜田京介村長を訪ね、楽曲リリースを報告。「護」と書かれた帽子を見て「名護の護じゃないよね?」と突っ込む村長に、その場でミュージックビデオへの出演を打診すると、村長は「俺は断れない男だよ」と快諾。練習なしで収録に臨んだ。

 曲は、30日に「沖縄ちゅらサウンズ」で先行配信し、6月2日にiTunesなどでも配信を始める。同5日からは琉球放送のトークバラエティー番組「Aランチ」のエンディングに使われるという。