那覇市制100周年を記念し、障がいの有無や国籍を問わず参加できる「那覇市民ごちゃまぜミュージカル」の制作準備が関係者の間で進められている。「那覇市のまちづくり」をテーマに100年後に残る舞台・映像作品を目指し、参加者とワークショップ形式で脚本を作り上げる。来年2月の本番に向け、実行委員長の屋宜貢さん(47)は「大人のサークル活動のように気軽に参加してほしい」と呼び掛けている。(社会部・勝浦大輔)

「那覇市民ごちゃまぜミュージカル」の出演を呼び掛ける実行委員長の屋宜貢さん(後列左)、本永愛さん(同右)と事務局となる城北保育園の園児ら=28日、那覇市・同保育園

 対象年齢はおおむね5歳から高齢者までで誰でも参加可能。どのような那覇市にしたいか、どんな暮らしをしたいかなど市民が思い描く「那覇市像」を脚本に落とし込む。障がいや国籍を越えて歌や踊りを交え「ごちゃまぜになって」にぎやかな演出の舞台を目指す。舞台制作は劇団シアターテンカンパニーが担う。

 脚本を参加者と共に作ることについて屋宜さんは「想像もできない、どんでん返しに期待している」と期待。「ほとんどの問題はスモールタウン(地域)で解決できることを伝えたい。市民目線のまちづくりのきっかけになるといい」と意気込む。

 実行委員会広報担当の本永愛さん(47)は「昔は当たり前だった『地域で支え合う』形が本来あるべき姿だと思う。まちづくりは暮らしを考えることだ」と話し、ミュージカルを通じて市の在り方を考える意義を強調した。

 「100年後に上映されること」(屋宜さん)を目標に、舞台の制作から本番後までを映像撮影し、90~100分のドキュメンタリー映画も制作。全国での劇場上映も視野に入れている。

 実行委では出演者を募集中。100人程度が参加し、せりふのあるメインの出演者は約30人を予定する。応募締め切りは6月27日午前9時。6月27日、7月4日の演劇ワークショップオーディションで参加者を決定する。本番は来年2月13日で場所は調整中。詳細は会員制交流サイト(SNS)で確認できる。問い合わせは屋宜さん、電話090(2107)3289。