世界自然遺産推薦区域内の、沖縄県国頭村にある長尾橋の下に、チラシなどの大量のごみが不法に捨てられているのが見つかり、30日に有志や村職員らが橋の下に降りて回収した。

長尾橋の下に不法投棄されたチラシなどのごみを回収する有志ら=30日、国頭村

 不法投棄が見つかったのは26日午後4時ごろ。森林ガイドの上開地広美さんが長尾橋を案内中に木の上に掛かったチラシやビニールひもを見つけた。橋から捨てられたとみられる。

 30日に有志や役場職員が約3時間かけてごみ袋16袋分を回収。多くが特定の企業のチラシやポップなどだった。村は31日以降に対応を検討するとしている。

 林道パトロールに取り組む団体、やんばるリンクスの平良太さんは「なぜわざわざここに捨てたのか」と声を落とす。「世界自然遺産に登録されれば来訪者もさらに増えるはず。一人一人がマナーを守ってほしい」と訴えた。

 同団体の山川安雄代表は「動植物にも影響を与えかねない。行政は夜間の林道封鎖なども含めて対応を検討してほしい」と訴えた。

 長尾橋を通る電気バスツアーの運転手、桝田栄一郎さんはツアー前に毎朝林道の巡回を実施しているとし「業者や住民らで不法投棄を監視し、許さない環境をつくりたい」と話した。