大和ハウス工業(大阪市)が、沖縄県豊見城市与根に構成する県内最大の物流施設のうち、「DPL沖縄豊見城Ⅱ」の地鎮祭が31日開かれ、関係者が工事の安全を祈願した。3階建てで延べ床面積約8万3千平方メートル。2022年夏の完成を目指している。

DPL豊見城Ⅱの地鎮祭でくわ入れする、大和ハウス工業の浦川竜哉取締役常務執行役員=31日、沖縄県豊見城市与根

豊見城市与根に着工する県内最大規模のマルチテナント型物流施設「DPL沖縄豊見城」「DPL沖縄豊見城Ⅱ」の完成イメージ図

DPL豊見城Ⅱの地鎮祭でくわ入れする、大和ハウス工業の浦川竜哉取締役常務執行役員=31日、沖縄県豊見城市与根 豊見城市与根に着工する県内最大規模のマルチテナント型物流施設「DPL沖縄豊見城」「DPL沖縄豊見城Ⅱ」の完成イメージ図

 複数企業の入居を想定した汎用(はんよう)型の物流倉庫で、マルチテナント型物流施設と呼ばれる。冷凍~常温まで4温度帯の設備を備え、食品のコールドチェーン(低温物流)にも対応する。

 延べ床面積約4万平方メートルの「DPL沖縄豊見城」を1月に着工。2棟の総延べ床面積は、沖縄コンベンションセンター6個分に当たる約12万3千平方メートルで県内最大規模になる。総事業費は計219億円。駐車台数は合わせて乗用車490台、トラック274台。

 「職育近接」をコンセプトに、テナント企業の従業員が仕事と子育てを両立できるよう保育所を施設内に完備するという。県内の貨物取扱量が大きく増加する中、豊見城市与根は那覇港から約15分、那覇空港から約10分で、国道や沖縄自動車道にも近接する交通利便の良さが注目されている。

 地鎮祭で大和ハウスの浦川竜哉取締役常務執行役員は「大きな期待と手応えを感じている。保育所やコンビニエンスストアを備えた従業員と地域に優しい施設、また日本と世界のグローバルサプライチェーンのハブ施設として、沖縄と豊見城の発展に貢献したい」と語った。

 山川仁豊見城市長は「新型コロナウイルスの影響でeコマース(電子商取引)関係の物流が増え、新しい生活様式に対応する上で、この施設の果たす役割は大きい。沖縄経済をけん引する」と期待を込めた。