食品衛生管理の国際基準「HACCP(ハサップ)」に沿った衛生管理が1日から義務化されることに伴い、沖縄独特の食文化である「あちこーこー」の島豆腐に、温度が55度を下回った場合には3時間以内に消費するか、冷蔵保存する衛生管理指針が適用される。

「あちこーこー」の島豆腐を手に取る買い物客=31日、サンエー那覇メインプレイス

 小売り各社は31日までに、店頭に並んでから実際に消費されるまでの時間を考慮し、販売時間を従来より1~2時間短縮する方針を決定した。

 販売数量が落ち込まないよう、来店客へのアピールを強化するスーパーも。りうぼうでは店内アナウンスで入荷を知らせる。早めの消費や冷蔵保存を呼び掛ける案内板を掲示するスーパーもある。

 豆腐製造業者も対応変更を余儀なくされている。保温シートや保温剤を使って配送中に温度を下げないよう工夫し、継続販売に努める一方、スーパーでのあちこーこー島豆腐の販売をやめる事業者もいる。

 55度を下回ると、腐敗の原因となるセレウス菌が増殖し食中毒のリスクが高まるため、国はあちこーこー島豆腐の衛生管理指針を定めた手引書を作成し、関係事業者に周知している。