那覇教育会館(沖縄県那覇市寄宮)2階にあった県教職員組合(沖教組)旧那覇支部に設置されていたシーサー1体がなくなっていた問題で、同支部は2日午後、シーサーが返却されたと発表した。シーサー作りの第一人者、故・島常賀さんが制作した作品で、同支部が那覇署に被害届を提出し、返却を呼び掛けていた。

シーサーのあった場所。台座にコンクリートで据え付けられていた=1日、那覇市寄宮

無事に届けられたシーサー=2日午後4時ごろ、那覇市大道・沖縄県教職員組合那覇支部

シーサーのあった場所。台座にコンクリートで据え付けられていた=1日、那覇市寄宮 無事に届けられたシーサー=2日午後4時ごろ、那覇市大道・沖縄県教職員組合那覇支部

 同支部によると、同日午後1時半過ぎ、高齢の男性が「報道を見た」と、支部に直接訪れた。その後、支部を離れて約30分後に戻り、シーサーを持って来たという。シーサーは耳の部分が若干欠けているが、ほぼ元の状態で返された。

 同支部の澤岻優子書記長は「シーサーが大好きな方が持って帰ったと聞いた。無事に戻ってきてくれて良かった。50年近く前に作られ、長年風雨にさらされてきたと聞いている。きれいにして、これからも大切に活用したい」とほっとした様子で話した。

 沖教組那覇支部によると、届けた男性は70代ぐらい。持ち帰った目的などは不明で、現在、那覇署で事情を聞いているという。