防衛ジャーナリスト・元東京新聞論説兼編集委員 半田滋氏

 沖縄本島以南への陸上自衛隊部隊配備は、東西冷戦が終わって北の脅威が消えた後の2000年代に陸自という組織の温存を図ろうとしたのが議論の始まりだ。

 10年に民主党政権下でつくられた防衛大綱で、南西諸島に部隊を配備する文言が盛り込まれ、南西シフトが鮮明になった。中国という「仮想敵国」の登場は組織温存を図った陸自にとって渡りに船...