名護市東江の名護博物館の敷地内の木で子育て中のカラスが、通り掛かった人を威嚇する様子が確認されている。自転車に乗った小学生がカラスに襲われて転倒したこともあるといい、関係者が木に近づかないように看板を設置するなどして注意を呼び掛けている。

周囲を警戒するカラス=5月31日、名護市東江

注意喚起のために設置された看板とコーン標識=5月31日、名護市東江

周囲を警戒するカラス=5月31日、名護市東江 注意喚起のために設置された看板とコーン標識=5月31日、名護市東江

 巣が作られているのは地上3メートル程の木の上。博物館の職員によると、4月末にカラスの巣を、5月上旬に巣の中にひながいるのを確認した。つがいのカラスが近くを警戒しており、道を歩く人の頭上をかすめるように飛んで威嚇することもあるという。博物館は注意喚起する立て看板を設置しており、巣立つまで様子を見る方針だ。

 近くの商店で働く男性は「小学生がカラスに襲われて店に逃げ込んできたこともある。驚いて車道に飛び出したりしたら危ないし、巣を移動するなどどうにか対応をお願いできないか」と話した。

 鳥獣保護管理法により、巣に卵やひながいる場合は、許可なく巣を撤去することは禁止されている。近くの小学校では子どもたちへ注意を呼び掛けており、市青少年育成協議会東江校区でも1日、「頭上カラス注意」と記した看板を設置した。