[指導という名の暴力]

 コザ高校で運動部主将を務めた男子生徒が1月末に自ら命を絶った問題を受け、本紙はインターネットで学校の行き過ぎた指導の体験や疑問を募っている。学生や保護者、学校関係者から、1カ月間で60件ほどの体験談や要望が寄せられた。ほとんどは暴言、暴力、無視などの被害を訴える内容で「教育という名の人権侵害を止めて」などと指摘する声が上がっている。(社会部・徐潮)

 本島中部に住む40代女性は県立学校に通っている子どもが部活指導者から「ただならぬ暴言」を浴びせられると紹介。「指導者へは、親子共に『はい』以外の返事は暗黙の内にご法度。こちらの言葉は一切通用しない」と生徒と教員の絶対的な主従関係を明かす。

 子どもが学校を辞めるつもりで数日間登校しなかったら、その時だけ指導者はなだめてきたという。子どもは今、自分のために親も耐えてくれているからと「歯を食いしばって通学し部活も続けているが、子どもが1人で出掛けた日には、自分を痛めつけないか、二度と会えなくなることをしてしまわないか、心配でならない。これはまともなことかと、毎日葛藤している」と悲痛な声を上げた。

 県教育委員会の部活動実態調査アンケートには学校名の記入が必要。子どもの所属するクラブはその学校を代表する活躍をしており、特定されることを恐れ「県にさえも相談できない。心の傷は表に出せず、指導者は生徒を踏みつけていることに一生気付かずに全国大会で成果を上げていく」と問題の深刻さを訴えた。

 20代女性は大学の部活動で、...