沖縄県のうるま市津堅島に不時着した米軍普天間飛行場所属UH1ヘリは5日も修復作業が続き、離陸できなかった。天候の悪化も重なり、少なくとも来週半ばまで島にとどまる可能性が高まった。同日、中村正人市長が現場を視察。佐藤卓也内閣官房沖縄危機管理官から「原因が分かっていない」との説明を受けたと記者団に明らかにした。

規制線の外から不時着現場を視察する中村正人うるま市長(後方右から2人目)ら=5日午前10時15分、うるま市・津堅島(金城健太撮影)

 中村市長によると「1日でも、1分1秒でも早く撤去してもらい、二度と起こらないようしっかり対応してほしい」と要求した。原因が分かっていないことには「きょう(5日)夕方までに飛ぶという情報もあったので驚きだ」と話した。

 海兵隊が同型機を使って整備要員や物資を搬入していることに関しては「事故原因が究明されないまま飛ばすことは、二次、三次災害につながる。遺憾の意を表明しないといけない」と不快感を示した。

 海兵隊は5日までに修理ができなければ天候などの要因で「来週半ばまで津堅島にとどまることになる」としており、撤去は長期化する見通しだ。