国指定重要文化財・津嘉山酒造所(沖縄県名護市大中)の入り口にあるコンクリート造りの塀の一部が、60代女性による物損事故で壊れたことが6日、分かった。塀も重文に含まれており、酒造所は今後、名護市教育委員会文化課文化財係と調整し、修復に向けて協議を進める方針。

物損事故により、門の一部が損壊した津嘉山酒造所=5日、名護市大中(提供)

物損事故で損壊する前の、津嘉山酒造所の塀の様子=1月15日、名護市大中(提供)

物損事故により、門の一部が損壊した津嘉山酒造所=5日、名護市大中(提供) 物損事故で損壊する前の、津嘉山酒造所の塀の様子=1月15日、名護市大中(提供)

 津嘉山酒造所は1928年に酒造所兼住宅として建築され、現存する県内最古の木造酒造所として2009年に国の重要文化財に指定された。

 目撃者によると、5日正午ごろ、60代の女性が酒造所前の飲食店に車をバックさせて駐車しようとしたところ、店舗駐車場の柱に車をぶつけた。その際、慌ててアクセルを踏み込み、約10メートル先にある酒造所の塀に突っ込んだという。女性にけがはなかった。同酒造所の秋村英和さん(49)は「93年前にできた塀が壊れたことは残念だが、けが人が出ず、全壊しなかったことは不幸中の幸い。高齢者の方々は運転には本当に気を付けてほしい」と話した。