「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」-。こんなタイトルの漫画を知っていますか? 県外から沖縄に転入してきた主人公の男子高校生が、好きな女の子が日常的に話しているウチナーグチが理解できずに振り回される「異文化ラブコメ」。「カメーカメー攻撃」や「県民は海で水着を着ない」などの「沖縄あるある」も楽しめます。

漫画の第1話。喜屋武さんのうちなーぐちに戸惑う主人公のてーるーを比嘉さんがフォローします(空えぐみさん提供)

「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」コミックスをアピールする空えぐみさん。恥ずかしいので「顔出しNG」とのこと=5月28日、うるま市内の自宅兼職場

液晶タブレットを使って作画する空えぐみさん。ヒロインの瞳を描き入れています

漫画の第1話。喜屋武さんのうちなーぐちに戸惑う主人公のてーるーを比嘉さんがフォローします(空えぐみさん提供) 「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる」コミックスをアピールする空えぐみさん。恥ずかしいので「顔出しNG」とのこと=5月28日、うるま市内の自宅兼職場 液晶タブレットを使って作画する空えぐみさん。ヒロインの瞳を描き入れています

 大阪府出身の作者、空えぐみさんは3年前に沖縄に移住してきました。「沖縄の文化や言葉は新鮮。内地(本土)との違いを楽しく描いて、素晴らしさをアピールしたい」と、うるま市の自宅兼仕事場で日々、ペンを走らせています。

 主人公の中村照秋(てーるー)の初恋の相手は、同じクラスの喜屋武ひな。気さくに接してくれるけど、彼女が発するのは、ほぼウチナーグチです。「くるざーたーかむんな?(黒砂糖食べる?)」「あちゃーやー(明日ね)」など分からない言葉ばかりです。

 一方、やはり同じクラスの比嘉かなは、てーるーのことが気になっています。てーるーと話すきっかけがほしくて、喜屋武のウチナーグチを標準語に翻訳する役目を買って出ます。

 漫画では旧盆やビーチパーティー、台風など沖縄ならではの行事や生活の中で、3人の三角関係が楽しくかつほほ笑ましく描かれています。てーるーが仲間とさまざまな経験をする中で、県民も改めてウチナーグチや沖縄の文化、沖縄と県外との違いを学べます。