日米両政府が、米軍基地内で働く日本人従業員への基地内での新型コロナウイルスワクチン接種を認める方針を固めたことが8日、分かった。政府関係者が明らかにした。週内にも日本政府が正式発表する方針。

米軍基地内の国旗

 政府関係者によると、接種は米軍基地内で、米国が準備した米モデルナ製のワクチンを使用する予定。米側の医療関係者が接種する方向で調整しているという。

 基地内での日本人従業員のワクチン接種は昨年12月、米側が日本政府に打診。米軍が接種希望者を募ったものの、当時は使用される米モデルナ製のワクチンが国内未承認だったことから、安全性を考慮して見送られた。

 また、ワクチンが直接米軍施設・区域に入ってくる場合と、日本へ輸入される場合では管理などの方法が異なるため、国内の予防接種法が適用されない可能性がある。接種後、副反応などで治療が必要になった際に補償ができないことが課題になっていた。政府関係者によると、防衛省を中心に補償を可能とする仕組みを構築したという。

 米軍基地内ではワクチン接種が進み、現在は在沖米軍関係者の1日の感染者数もほぼ一桁で推移している。

 関係者によると、米軍側が基地内で接する基地従業員の早期のワクチン接種を求めているという。