浦添市土地開発公社(沖縄県浦添市)の理事長を務める大城千栄美浦添市副市長と公社職員を兼務する市職員2人が、2020年2月中旬に3泊5日のハワイ視察を行い、1人当たり約72万円、総額で約216万円を支出していたことが8日までに分かった。1泊の宿泊費は1人3万5千円で、市の条例が定めるハワイの宿泊料2万1500円を上回った。同日の市議会本会議で、複数の業者に見積もりを依頼しなかったことや視察報告書が作成されていないことも明らかになった。

浦添市役所

 視察は20年2月10日から14日。市は、市西部の西海岸開発をにらみ「観光先進地ハワイで学ぶため」としている。旅行代金の見積書には、ガイドが同乗するデラックスバンの費用が10時間で19万5千円のほか、航空運賃や通訳料などが記されている。

 宿泊費は地域ごとに定められ、公社職員は「市に準じる」とされている。ハワイの場合、副市長クラスは1泊2万1500円、部長や課長クラスで1万8800円、その他が1万6100円で、今回はこれを大きく上回った。大城副市長は本会議で、リゾートホテル視察の必要性に触れ「今後の計画に生かしていくために必要な施策だったと理解している」と釈明した。又吉健太郎氏の質問に答えた。