陸上男子100メートルで9秒95の日本新記録を出した山県亮太選手は、「ミスター逆境」と言われている。度重なるケガや病気を乗り越え、日本最速スプリンターの称号をつかんだ

▼それまでの自己ベストは10秒00。後輩たちが「10秒の壁」を一足先に越える中、焦りや苦悩もあったはず。支えになったのは、いつも温かく見守る家族の存在だったという

▼山県選手は生まれた時から試練に立ち向かってきた。未熟児で生死をさまよう中、父浩一さんは「この子にはきっと大きな運と生命力がある」と祈る思いを当時の日記に書いている

▼幼い頃、体は小さかったが...