来春卒業の大学生の採用面接が解禁され、最終面接を終えて内定を出す企業も出てきた。コロナ禍で、学生にとって厳しい環境となる中、就職先の選択肢を広げる学生も多い。企業は、説明会や一次面接ではウェブも使って学生との接点を広げ、最終面接は対面で語り掛ける機会を重視。ブログでの情報発信を強化するなど、優秀な人材確保に向け、戦略的に取り組んでいる。

 沖縄銀行はコロナ感染防止のため、2月のインターンシップはオンラインで実施。県内外の学生が参加した。取引先と打ち合わせをする行員の仕事ぶりをライブ配信するといった「リアルさ」にこだわり、画面越しでも仕事内容が伝わるように工夫した。

 インターンシップ参加者とは連絡を取り合いつつ、求人サイトの同行サイトでは毎日ブログを更新。丁寧な情報発信に努めた。

 採用申し込みのエントリーは昨年より2割増。10日に最終面接を終了し、今月中旬には内定を出す方針だ。

 担当者は「優秀な人材は解禁前から取り合いになっている。コロナで会えない中、どうつながるかが重要だ」と説く。今月上旬で、すでに内定を出したオカノも、学生との接点作りに注力し、エントリー数を例年より4割弱増やした。沖銀など5社で開いたオンラインによる独自の就活イベントや、会社説明会が奏功した。

 担当者は「今まで興味を持ってもらえなかった学生ともつながれた。異業種との連携やオンラインの活用は、今後も続けたい」と話す。

 多くの学生とどこにいてもつながることができるオンラインだが、最終面接は対面にこだわる企業が多い。...