浦添市城間(沖縄県)の金城さんしん教室に通う菊地サリさん(11)=港川小5年、豊里優姫(ゆうみ)さん(11)=同、比嘉風花さん(10)=同、岸田花菜(はな)さん(10)=牧港小5年=がこのほど、沖縄民謡協会のコンクールで最高賞を受賞した。小学5年生の受賞は初といい、一度に4人が受賞する快挙。合格を喜ぶ未来の歌姫らは「次は中学1年で教師免許を獲得する」と目を輝かせる。(学芸部・西里大輝)

次の目標に向け意気込む子どもら。(前列左から)川上るなさん、瑞慶山心々さん、(2列目左から)岸田花菜さん、豊里優姫さん、比嘉風花さん、菊地サリさん、(後列左から)金城武巳さんと妙子さん=浦添市城間

 菊地さんは幼稚園から、豊里さんらは小学校1年から三線を始め、互いに切磋琢磨(せっさたくま)して歌三線の腕を磨いてきた。学校が終わると、教室の主宰で師匠の金城武巳さん(72)宅にそのまま向かって稽古に励み、受験前は特訓を積んでコンクールに臨んだ。険しい表情の審査員を前にプレッシャーを感じつつも、4人で励まし合い、課題曲の「カイサレー」と「ナークニー」を弾き切った。

 師匠の金城さんは「子どもたちは才能豊かで、吸収力もすごい」と舌を巻く。最高賞合格者は教師免許を受験できるが、資格は中学生から。課題曲は3曲になり、「唐船ドーイ」など早弾きも求められる。4人ははにかみながら「6年生のうちにしっかりと力を付け、中学1年生になったら一発で教師免許に合格したい」と誓い合った。

 同教室では、牧港小6年の岸田珠里さんが優秀賞、港川小6年の辺土名琉香(るか)さん、同小5年の川上るなさん、瑞慶山心々(ここ)さんが新人賞を受賞した。同世代の活躍に刺激を受け、川上さんと瑞慶山さんは1年足らずでの新人賞受賞。来年の優秀賞合格に意欲を燃やす。

 金城さんと一緒に指導に当たる妻の妙子さん(70)も子どもたちの頑張りに目を細める。金城さんは「教えていて楽しい。古典音楽にも触れさせたい」と優しいまなざしを注いだ。