「ガラサーよ、いいくとぅ かたりよー(カラスよ、いいことを語りなさいよ)」-。沖縄県名護市済井出区の宮城暁さん(75)宅の庭の高さ約5メートルのコバテイシにカラスが巣を作り、3羽のひなを育てている。子育て真っ最中の姿が地域で話題だ。

親鳥が餌を持って来るのを待っている2羽のカラスの幼鳥=8日、名護市済井出

 宮城さんによると、1カ月ほど前に幹と幹の間に枯れ枝を運ぶ親鳥を確認。直径約50センチの巣に餌を運び、ひなに与えているのが見えたという。リュウキュウハシブトガラスで、人が近づくと親鳥が遠くの空や木の上から大声で鳴き続け、幼鳥も小さな声で応えていた。

 宮城さんは「地域でカラスの鳴き声は不吉だと言われており、『ガラサーよ-』の格言には、カラスよ、良いことも連れて来いよ、という願いが込められています」と話した。(玉城学通信員)