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「沖縄の苦境打開するには…」 勾留続く山城議長、現在の胸中語る

2016年12月22日 13:00

 辺野古、高江の基地建設に対する抗議行動に絡んで起訴、勾留されている沖縄平和運動センターの山城博治議長(64)が、接見の弁護士を通じて本紙のインタビューに応じた。「安倍政権のすさまじい攻勢を受けて翁長県政、全県民が苦境に立たされている。県民の団結で打開していく道はあるものと信じる」と述べた。

弁護士を通じてインタビューに応じた沖縄平和運動センターの山城博治議長

 政府は22日、北部訓練場の返還式典を開き、「負担軽減」を打ち出す。山城議長は「オスプレイ墜落事故を踏まえると、脅威の増大はあっても負担軽減はない。式典など冗談ではない。県民の怒りはますます強くなり、オスプレイパッドが完成しても抗議は続くだろう」と指摘した。

 山城議長は接見禁止処分が続いていて、弁護士以外は会うことができない。本紙は弁護士に書面で質問を託し、回答を得た。10月17日の逮捕後、山城議長がメディアの取材に応じるのは初めて。(北部報道部・阿部岳)

■【全文】山城議長への書面インタビュー

 -起訴事実について。

 「今後法廷の中で明らかにしていきます」

 -高江ヘリパッドが完成したとして、政府は返還式典を開き、負担軽減を打ち出す。

 「オスプレイ墜落事故を踏まえると、脅威の増大はあっても負担軽減はない。式典など、冗談ではない。県民の怒りはますます強くなり、オスプレイパッドが完成しても県民の抗議は続くだろう」

 -辺野古訴訟は県が敗訴し、工事再開の見通しだ。

 「訴訟の結論は今の裁判所の体制では予想できたことであり、最高裁で県が敗訴しても落胆はないし、県民の決意も揺るがないだろう。工事再開となれば、またたくさんの県民がさまざまな現場に駆け付けて、徹底した抗議活動を展開するだろう。翁長県政にあっては、政府の圧力はすさまじいものと予想されるが、ぜひ県民の思いをくんで、力強く取り組まれることを願っている」

 -オスプレイが墜落した。

 「懸念されていた事故がついに発生した。私たちはオスプレイが配備されようとした2012年から、普天間飛行場包囲行動や、高江・辺野古の闘いの現場を通して、オスプレイ配備撤回を求める運動を続けてきた。高江での飛行訓練、キャンプ・シュワブ、ハンセンでの飛行訓練、そして本島全域での飛行訓練。住宅地、市街地を問わない飛行訓練に恐怖を感じ、怒りが沸き立つ。県民が力を合わせて頑張る時と考える」

 -現場で抵抗する市民や、広く県民に訴えたいことは。

 「戦争国家へ邁進(まいしん)する安倍政権のすさまじい攻勢を受けて翁長県政、全県民が苦境に立たされていると思う。これまで培ってきた県民の団結で、この事態を打開していく道はあると信じる。県民の皆さま、頑張って参りましょう」

 「最後に。多くの皆さまに支えられ、心身ともに元気です。ご安心ください」

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