沖縄県の本部町にある沖縄美ら海水族館の「サンゴの海」の水槽で5日夜、年に1回のサンゴの産卵「放卵放精」が確認された。同日午後10時ごろから約30分間、ピンク色の「バンドル」と呼ばれる直径約1ミリのカプセルが次々と放出され、ゆっくりと水面に浮かび上がった。

年1回の産卵で「バンドル」と呼ばれるカプセルを放出するサンゴ=本部町・沖縄美ら海水族館の「サンゴの海」(国営沖縄記念公園・海洋博公園提供)

 「サンゴの海」の水槽では、毎年産卵が確認されていて今年で20回目。300立方メートルの水槽に約80種のサンゴが飼育されている。毎年の産卵は、太陽光と新鮮な海水を絶えず取り入れている環境ならではという。

 沖縄島近海では5~6月の満月の前後に産卵が行われるが、予測が難しく、時期になると職員が毎晩観察している。

 産卵の様子は同水族館公式の動画投稿サイト「YouTube」で生配信時の動画を見ることができる。