沖縄県のうるま市消防本部(新垣隆消防長)は8日、人命救助に貢献したとして市内外の4人に感謝状を贈った。表彰されたのは、沖縄市の山城健人さん(26)、いずれもうるま市の平山貴士さん(39)、瀬良垣守さん(70)、上江洲芳樹さん(41)。

感謝状を受け取った(前列左から)上江洲芳樹さん、瀬良垣守さんの代理の大石一也さん、山城健人さん、平山貴士さん=8日、うるま市消防本部

 4人は4月27日昼、うるま市の石川漁港に居合わせた。元同僚仲間の山城さんと平山さんが釣りをしていると、同じく釣りをしていた男女のうち女性が足を滑らせて海中に転落。助けようとした男性も溺れかかったという。

 現場近くに船を止めていた漁師の瀬良垣さんは、船内にあった長い棒やロープを提供。女性を抱きかかえた男性に山城さんが棒を差し出している間、平山さんは119番通報した。同じく釣りに訪れていた上江洲さんは、漁港に面した通りまで出て緊急車両を誘導したという。

 新垣消防長は「勇気ある迅速な行動が実り、大事に至らずに済んだ。連携がちゅうちょなく行われた」と感謝した。

 平山さんは、山城さんに誘われて人生で初めて釣りをした日だったといい「これまではインドア派でしたが、外に出ると人助けできることもある。すっかりアウトドア派になりました」とほほ笑んだ。