県が設置した新型コロナウイルスの「県広域ワクチン接種センター」の一つ、宜野湾市の沖縄コンベンションセンター展示棟で15日、65歳以上の高齢者向けの接種が始まった。同日は医療関係者20人を含め450人が受けた。市町村が実施する集団接種の予約が取りづらかったり、予約が取れても1回目の接種が7月以降などと案内された地域の住民が「少しでも早く」と来場した。

高齢者向けの新型コロナウイルスワクチン接種を受ける対象者ら=15日午後6時52分、宜野湾市・沖縄コンベンションセンター(画像を加工しています)

 会場では、運営受託者の日本旅行が手配したスタッフ40人、県職員6人、医療従事者19人が対応した。

 浦添市の與儀紀正さん(73)は「沖縄の接種率は全国でもかなり低い。打ちたい人がどんどん打てるようにしてほしい」。8月の集団接種を案内された那覇市の宇栄原奈恵子さん(69)は「早めに受けた方がいいよと、友人の娘さんがインターネットで予約してくれた」とほっとした表情。

 先月コロナに感染した宜野湾市の男性(72)は、1度感染してもワクチンは必要だと聞き予約。「2回目を終えるまでは気を緩めず感染防止したい」と話した。

 会場を視察した玉城デニー知事は「市町村を補完する形で接種がスムーズに進むのではないかとうれしく思う」と記者団に語った。

 県によると、同センターの6月接種枠の予約率(15日午後3時時点)は沖縄コンベンションセンターが58・4%。22日から会場となる那覇市の県立武道館は100%。市町村の集団接種との二重予約はできない。

 接種は平日が午後6~9時、土日は午後3~9時。8月末までに計7万2千人を予定、総事業費は約3億3700万円。予約は県コールセンターで平日午前10時~午後5時。電話098(943)2993。専用サイトはこちら。24時間受け付けている。