求人おきなわ(那覇市、山城正文社長)は15日、求人情報誌・サイトの「Agre(アグレ)」に掲載した求人の募集時賃金を集計した「平均賃金データ2021」を発表した。20年度の平均月給は前年度比0・4%増の18万2494円、時給は1・3%減の923円となった。新型コロナウイルスの影響で求人数は激減。高時給の職種のアルバイトが減り、時給は8年ぶりに下がった。月給は、前年度まで高騰していた建設業などの求人があり、過去最高を更新したが、ほぼ横ばいだった。

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県内募集時の平均給与の推移

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 新型コロナの影響で、アルバイトの求人掲載は、コロナ前の19年度と比べて3割減少した。高時給が多いホテルは9割減、居酒屋などの飲食店は6割減った。賃金を上げて人手を確保する繁華街での動きがなくなったことで、平均時給も押し下げられた。

 職種別では、医療・福祉関連は募集社数、掲載件数が最多で人手不足感が示された。一方、最も少なかったのは理容・美容関連。ホテル・観光関連、教育関連と続いた。

 同社は、21年度の賃金にもコロナの影響が響くと予想。担当者は「高級ホテルなどの開業もあり、フルタイム勤務の月給は上昇するだろう。ただ、時給はコロナや最低賃金の上げ幅にも影響を受けるため、見通せない」とした。

 データは20年4月1日から21年3月末までに掲載した8万627件を分析した。冊子としてまとめ、キャリア教育支援の一環として約4700部を、無償で高校や専門学校など171校へ寄贈する。