米軍嘉手納基地は16日午前、日本人の基地従業員に対する新型コロナウイルスのワクチン接種の様子を報道陣に公開した。接種は15日から始まった。

打ち手の米軍関係者からワクチン接種を受ける基地従業員の女性=16日午前、嘉手納基地(代表撮影)

米軍嘉手納基地の接種会場

打ち手の米軍関係者からワクチン接種を受ける基地従業員の女性=16日午前、嘉手納基地(代表撮影) 米軍嘉手納基地の接種会場

 接種会場は米軍関係者への接種もしている基地内の体育館。ワクチンはモデルナ製で、打ち手の米軍関係者が従業員らに接種した。

 基地内サービス業の管理などをしている島袋ひかりさんは(41)勤務前に立ち寄り、1回目の接種を受けた。「接種は9~10月ごろなると予測していたが、基地の中で受けられるようになったと聞き嬉しかった。職場からは、勤務中いつでも接種を受けてきていい、接種のために休んでもいいと言われている」と話した。副反応が出た際に日本の救済措置が受けられない点については「コロナにかかってからでは遅いと思っていたので、受けられてよかった」と安心した様子だった。

 レストラン勤務の當間洋一さん(62)も「どうせ打つなら早く打ちたいと思っていた。自治体からの接種券はまだ来ていないし、待っていたらもっと遅くなっただろう。仕事もしているし、ワクチンを受けられてほっとしている」と話した。

 同基地によると、同基地の日本人従業員らは約3200人。初日の15日は約120人が接種した。16、17日は1200人ずつ、18日は500人に接種の案内をしている。2回目の接種は1回目の28日後になるという。  

 第18医療群第18医療支援中隊副司令官のジョン・ウー大尉(36)は「2~3週間で1回目の接種を終えようと考えていたが、ワクチン接種のニーズが非常に高い。今週の様子を見て、来週以降のプランを決めるつもりだ。他の基地でも日本人従業員らへの接種を近々始めると聞いている」と述べた。嘉手納基地内の米軍関係者に関しては、少なくとも1回目の接種を終えた人が65~70%ほどになっているという。