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翁長知事、「新たな闘い」へ幕開け 対決姿勢強め新基地阻止の支持狙う

2016年12月23日 10:49

9秒でまるわかり!

  • 米軍北部訓練場の返還式典を欠席した翁長知事は、抗議集会に参加
  • 政府との対峙を明確にし、辺野古阻止への支持固めにも目を向ける
  • 一方政府側は「行政の長としての顔も持った方がいいのでは」と指摘

 翁長雄志知事がオスプレイの配備撤回を求める抗議集会に参加し、政府との対決姿勢を鮮明にした。名護市辺野古の新基地建設で法廷闘争に敗れ、闘いの「新たなステージ」の幕開けに抗議集会を選んだ形だ。政府との対峙(たいじ)を明確にすることで辺野古阻止への県民の支持固めにも目を向ける。(政経部・大野亨恭、東京報道部・上地一姫)

新基地建設の阻止とオスプレイ配備撤回で団結を訴えた翁長雄志知事=22日午後、名護市21世紀の森屋内運動場

 「沖縄の基地負担は大きく進む」。名護市内で開かれた米軍北部訓練場の返還式典で、菅義偉官房長官は誇らしげに語った。

 その約3時間後。同じ名護市内で、翁長知事はオスプレイの飛行再開を批判し、こう叫んだ。「政府は沖縄県民を日本国民とみていない」。政府を厳しく批判し対決姿勢を打ちだした。

 知事周辺によると抗議集会への参加を決めたのは知事自身だという。背景にあるのは裁判の終結と、新たな闘いへの移行だ。

 知事は敗訴が決まった20日の記者会見で「新たな展開を思い、みんなで心を一つに頑張っていこう」と呼び掛けた。県幹部は「知事は新たな闘いのステージに踏み出した」と語る。

 知事はあらゆる手段で新基地建設を阻止すると強調する。念頭にあるのは複数ある知事権限の行使だが、その時に絶対的に欠かせないのは県民の「支持」だ。

 政府主催の式典を突っぱね、市民が主催する抗議集会に出るのは「シンプルで分かりやすいメッセージ」(県関係者)。知事は政府との対決姿勢をさらに強め、市民集会にも積極的に参加する意向だ。

 県幹部はその背景を「知事は行政長の立場から政治家、翁長雄志に軸足を移すということだ」と解説する。今回の抗議集会は、その「皮切り」との位置付けだ。

 一方、政府側は冷ややかにみる。政府関係者はオスプレイの事故直後で返還式典に参加できないことに理解を示しつつ、抗議集会に出たことを「もう少し行政の長としての顔も持った方がいいんじゃないか」と指摘。防衛省関係者は「知事は革新勢力の顔になった」と切り捨てた。

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