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居酒屋が“罰金箱”「頑張って」と1万円札を入れる客も 休業要請に耐えられず営業を再開

2021年6月17日 07:35

 また延長-。沖縄県内で新型コロナウイルス感染拡大が収まらず、緊急事態宣言の延長が決まった。長引く休業要請にしびれを切らし、営業再開に踏み切る居酒屋も。児童生徒の親や教員らは学校再開を期待しつつ、収まらない感染状況に不安を口にした。

(資料写真)空から見た沖縄の市街地

県の新型コロナ判断指標と現状

県内感染者の居住別状況

(資料写真)空から見た沖縄の市街地 県の新型コロナ判断指標と現状 県内感染者の居住別状況

 「もう限界」。那覇市内で居酒屋を営む店主の男性(27)は疲れ切った様子でつぶやいた。昨年以来、時短営業や酒類提供の自粛に応じてきたが、売り上げは例年の3分の1まで激減。従業員4人を抱える中、県からの協力金の支払いは滞る。「このままでは食べていけない。従業員の生活を守らなくては」。やむにやまれぬ思いで1日から通常営業に踏み切った。

 今後、県から過料を求められることも想定し、店内には客から募金形式で募る「罰金箱」を設置した。「頑張って」と1万円札を入れる客もおり「覚悟を決めて再開した。飲食店は追い込まれてますよ」と険しい表情で語った。

 同市久茂地の居酒屋YSSは、通常営業できない期間、看板メニューのギョーザ販売に力を入れた。だが収入は微々たるもの。店舗や従業員の雇用維持のため金融機関から融資を受けた大城祐貴代表は「借金は膨らむばかり」と嘆いた。

 学校は予定通り20日で休校解除の方向だ。高校生を筆頭に4人の子どもがいる浦添市の松永洋平さん(42)は「一日でも早く判断してほしい」と話す。共働きのため、昼休みに子どもたちの様子を見に帰るなど慌ただしい。「子どもたちは友達にも会えず、部活もなく、遊びにも行けない。早く収束してほしい」とため息をついた。

 本島中部の教員は学校再開を「学びを止めないためにも喜ばしい」と心待ちにするが「県内の感染者数はまだ多い。学校内で感染者が出ないよう対策を徹底したい」と気を引き締めた。

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