沖縄出身のお笑いコンビ「ガレッジセール」のゴリさんが配信するユーチューブ番組「ゴリ☆オキナワ」が人気だ。波の上ビーチや琉球村といった県内の観光スポットのほか、沖縄そばやステーキなどの人気店を紹介し、フォロワーは17万人に上る。開始は緊急事態宣言中の昨年5月。ゴリさんは「今は動画を楽しんで、コロナが収まったら、沖縄に行こうというきっかけになってほしい」と話した。

ゴリさんの人気ユーチューブチャンネル「ゴリ☆オキナワ」

 ゴリさんは、沖縄タイムス社の取材にオンラインで応えた。インタビューは音声アプリ「ボイシー」の沖縄タイムスの番組「サクッと沖縄」でも12日から配信している。

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 青い沖縄の海の映像からスタートする番組「ゴリ☆オキナワ」。ゴリさんが沖縄の観光スポットや飲食店を訪れ、お薦めの商品や観光地での楽しみ方を笑いを交えながら紹介する。

 ゴリさんは「観光雑誌にないようなディープな沖縄を知ってほしい」と説明。紹介するのは、ゴリさんの行きつけや、おいしいと思ったお店。沖縄そばやステーキといった沖縄観光での定番料理も取り上げたが、地元で人気の魚のバター焼き、ちゃんぽん、骨汁、丸焼きチキンなども紹介している。

 「沖縄に観光で訪れて、有名店に行きたいのも分かるが、沖縄の人が愛するお店でも食事をしてほしいという思いがある。独りよがりグルメですね」と笑う。

 反響が大きかったのは、老舗スーパーのジミーを訪れた回で、再生回数は31万回。「大好きなジミーのジャーマンケーキと豊富な品ぞろえのバイキングを知ってほしかった。お店の方々にも喜んでもらえて、うれしかった」と話した。

 昨年4月、番組の準備を進めている最中に新型コロナウイルスまん延による緊急事態が宣言され「番組の根本が崩れ、本気で悩んだ」という。「『沖縄においでよ』っていう番組なのに、コロナの中で配信するのは正しいのか。でも観光で生活をしている人たちは、来てもらわないと困る。とても複雑だった」と振り返る。

 「宣言の間は動画を楽しんでもらって、解除されて安全になったら、沖縄に行こうと思ってもらえればいい」と考え、配信を始めた。ただ、宣言中は沖縄を訪れることができず、沖縄料理の作り方や、沖縄の景色の写真を背景にしたバーチャル散歩など、自宅での撮影で乗り越えた。

 コロナは、その後も感染拡大の波を繰り返し、沖縄は5度目の宣言が出されている。「みんなとても苦しい状況だ。半年後、1年後を見据えて知恵を絞れば、何か光は見えると信じたい。それまでは歯を食いしばっていく」と話した。

 コロナが収束すれば「マスクを取ってオバーと話をしたり、オジーとハグしたり、もっと面白い動画を撮りたい。もっと沖縄に行きたいと思えるようなハッピーになる番組を作っていく」と力を込めた。