17日午後10時25分ごろ、那覇市首里石嶺町2丁目の民家裏手にある擁壁上部の土砂が崩れ、幅約3㍍、高さ8~10㍍にわたり崩落した。土砂は民家の目の前まで迫っている。人身の被害は確認されていない。

民家裏手の擁壁上部で起きた土砂崩れ=18日午前10時半ごろ、那覇市首里石嶺町

 周辺住民によると、現場では15年ほど前から土砂崩れがたびたび起きている。過去にのり面工事などの対策を市に要望したが、土地所有者が明確でないこともあり、対応は進んでいないという。

 土砂が近くまで迫った民家に住んでいた女性(41)は18日午前0時すぎ、小中学生の子2人と夫の家族4人で南城市の父母宅に避難した。「家族で寝ようとしていた時、すぐそばで『ザザザー』と土砂が崩れる音がした。これからまた雨が降ったらどうなるのか」と不安げに話した。

 女性の義母(72)は「いつも(土砂崩れが)心配だった。行政は、何か大事故が起きないと動いてくれないのか」と訴えた。