沖縄県の豊見城市議会(外間剛議長)は18日の6月定例会最終本会議で、新型コロナウイルスのワクチン接種について、「あらゆる策を講じ、早期に改善を求める決議案」を全会一致で可決した。対象となる市民への早急な接種を目指すため、福岡県宇美町で取り入れている「高速大名行列方式」の導入を求めている。宛先は山川仁市長。

新型コロナワクチン接種のようす


 「高速大名行列方式」では、接種を受ける人は会場に並んだいすに座ったままで、受付などを済まし、医師がキャスター付きのイスで移動しながら次々と接種を進める。少ない人数で効率的に接種できるほか、接種を受ける人は移動する必要がない。決議では「高齢者や障がい者に負担が少ない」と評価している。
 決議案は野党市議が動議で提出し、日程に追加された。
 65歳以上の高齢者に対する豊見城市の接種率が県内41市町村で「最下位である」と指摘。接種予約のコールセンターの電話やインターネットが接続しにくく、市民から「いつになったら自分の番が来るか不安」といった声が出ていると説明している。
 高速大名行列方式のほか、市長に対し、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を使った予約の早期開始、インターネットの扱いが不慣れな市民に対する代行予約体制の整備を求めている。
 また、スケジュールなどの情報の随時更新と発信、交通手段のない市民が県の広域集団接種の会場へ向かう際のバスやタクシーでの移動に関する助成、昼間に働く市民への夜間ワクチン接種の実施などを要求している。