【シドニー共同】オーストラリア政府は、シドニーやメルボルンを抱える東部と南東部の三つの州・地域で、野生生物のうちコアラの危機レベルを1段階引き上げ「絶滅の危険性が高い」とする検討に入った。都市化や近年の森林火災によって生存が脅かされていることが理由。リー環境相が18日発表した。

 オーストラリアの森林火災で影響を受けた地域に生息するコアラ=2020年9月(ロイター=共同)

 現状では「絶滅の危険が増大」となっており、引き上げが妥当か意見を募集する。

 リー氏は、森林火災で消滅したコアラの生息地の回復や、病気の研究などのため2400万豪ドル(約20億円)を投じることも明らかにした。WWF豪支部によると、森林火災で死んだり負傷したりしたコアラは6万匹以上。(共同通信)