沖縄タイムスが実施した「性別に違和感がある人」への就労アンケートには、能力や意欲があるのに、十分な選考が行われないまま「不採用」とされたり、「カミングアウト」に苦悩したりする当事者の体験が記された。望む職業よりも、トイレや制服などの不安が少ない職場を優先せざるを得ない実情も浮かび上がった。(学芸部・嘉数よしの)

 体の性は女性、心の性は男性の「FtM」の飲食店従業員(20代)は、就職活動の際に面接でこう言われた。「手術とかで休みを取ると思うから、採用には至らないかも」。結果は不採用。「ありのままの自分を受け入れてほしいのに、性別のせいで不合格になるのは悔しい」

 別の20代のFtMの人は「性同一性障害と正直に話した途端に態度が変わって、面接が即座に終わり帰された」経験がある。30代のMtF(体の性は男性で心は女性)の人も...